SEM担当は知らなきゃダメ！Yahoo!リスティング「広告費だだ漏れ」の元凶！提携パートナーのお掃除

毎日アクセス解析でこれだけはやっていること、Overture（Yahoo！リスティングスポンサードサーチ）からの流入元チェック。

でも取り上げました、全く意味のない出稿先を除外するための「お掃除」を毎日行い、今日も発見しました。本日午前中の収穫は二件です。

こちらのサイトの運営元は、エヌ・ティ・ティ・ナビスペース株式会社。恐れ多くもあのNTTグループですね。

上記のようなポイントサイトとは、サイトをご覧になれば分かる通り、「検索したらポイントがもらえて得をする」というもの。例えば時間のある主婦がポイントを稼いでなんらかの商品と交換したい時に登録して、検索して、広告をクリックさせるわけです。

そのとき、広告出稿主に請求される広告費用は、「通常のYahoo検索にかかる金額と同様」。
・・・これってオカシクないですか？

ポイントがほしい人に、自社の商材をアピールしたいですか？　私が売りたいのはBtoBの商材なので、そもそも主婦はターゲットにしていないですし、はっきりいって「ポイント目当てで検索する方はノーサンキュー」です。Yahoo検索と広告費（クリック課金の費用）がイコールなのも非常に納得いきません。そもそもユーザーのモチベーションのベクトルが全く違うのですから。

よって、このサイトも出稿先から削除。　こういった「ポイントサイト」は、Yahoo！リスティングの提携パートナーには”山ほど”あります。皆さんも目を皿のようにしてアクセス解析結果を見てみて下さい。

★本日の対象外サイト2
http://ainte.jp/

こちらの運営元（サイトには書いてませんが、ドメイン検索すればサーバの運営元が分かります）は、株式会社paperboy&co. 。あのペパボですね。ただ、サーバはレンタルしているだけかもしれませんので、このサイトを誰が運営しているのかはちょっと分からないです。

このサイトは何かと言うと「誰が来るんだか分からない検索サイト風サイト」で、Overture の掲載パートナー費用目的のサイトに他なりません。（こういったサイトは、MFO（Made For Overture）と呼ばれ、出稿主からはスパムサイトと考えられています）

さて、このようなダメサイトに出稿し続けてもカネの無駄です。
「Yahoo！リスティング」の広告配信対象外サイトに登録しましょう。

★Yahooリスティング配信対象外サイト登録方法

左上　大タブ「アカウント管理」
↓
左側「アカウント基本情報」の下、上から6番目「配信対象外サイト」の「登録」を押す
↓
対象外サイトのドメインをコピペして登録する。

上記の方法で、不埒な提携パートナーサイトを配信対象外サイトに登録できます。
しかし、この機能はただ今β版で、残念ながら「上限250サイト」までしか登録できません。なので、自分のサイトへのアクセスをじっくり見たうえで、「2回移行の流入を防ぐ」という使い方がいいと思います。

次回は、この「上限250サイトってのはどうなの？増やしてよ！」と私が抗議したあとの、Yahooの対応をお見せしましょう。お楽しみに・・・